ニコチン酸トコフェロール
ビタミンＥ誘導体のひとつです。ビタミンＢ群の一種ナイアシンであるニコチン酸と、ビタミンＥであるトコフェロールをエステル化により作られます。
ニコチン酸とビタミンＥの効果を併せ持っています。薬効成分であり、この成分を入れると「薬用」と断り書きがつきます。
柔らかい固形のオイルで、融点は３６～４０℃、アルコールと水には溶けません。淡黄色から橙黄色で、わずかに特異なにおいがある化粧品成分です。
抹消血管の血行促進や血管を強化する作用、皮膚温を上昇させる働きがあります。また酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤として使われ、加齢対策、肌あれ防止、くすみ防止、育毛の目的に適しています。特に育毛効果は、ビタミンＥのなかでも大変優れているとされます。
化粧水・乳液・クリーム・美容液・ＵＶケア製品・パックなど基礎化粧品、ファンデーション・フェイスパウダー・アイシャドウ・マスカラ・口紅などのメークアップ化粧品、ヘアトニック・シャンプー・育毛剤など頭髪用化粧品などに幅広く配合されています。
