油性原料（油剤）
油性の原料です
化粧品の原料として、構成成分の中での占める割合が大きいです。
天然資源から得た油脂、ロウ類を精製したもののほか、加水分解、水添、高圧水素還元、エステル化などの加工をして誘導体として用いる場合もあります。
また最近はケミカルの発展により、合成品も数多く見られます。
多くの油性原料は脂溶性です。
・主に皮膚からの水分の蒸発を抑えたり、使用感を向上させるなどの働きがあります。
・皮膚、毛髪に対する保護作用、エモリエント効果、クレンジング作用を利用する→クリーム・乳液シャンプー・リンス・ヘアトリートメントなど。可溶化して化粧水。
・タルク、カオリン、顔料などの粉体原料に対する結合作用、分散作用→ファンデーション・白粉などメイクアップ製品。
・硬度、成型性→スティック状（口紅など）、固形状化粧品（アイシャドウなど）
・毛髪に対する、保護作用、エモリエント効果、クレンジング作用を生かして、
・整髪作用を生かして、ヘアオイル、ヘアクリーム、ヘアスタイリング製品に使用されます。
このように広範囲に使われます。
分類
油脂類･ロウ類・炭化水素･高級脂肪酸・高級アルコール・エステル
