化粧品成分の知識Top >  さ行の化粧品成分 >  酸化鉄

酸化鉄

鉄の酸化物(さび)の総称です。

最も代表的な顔料で、化粧品に色をつける成分として、伝統的に使われてきました。

ベンガラ(暗赤色〜赤褐色)、黄酸化鉄(橙黄色)、黒酸化鉄(黒)の三種類があり、色調は、製造時の温度、濃度、pHや粉末の粒子の大きさに左右されます。これらをブレンドして顔料とします。

耐光性、耐熱性、耐薬品性に優れます(黒酸化鉄は、やや酸に弱いです)。

アイシャドウ・アイライナー・マスカラ・アイブロウ・口紅などに使われます。とくにファンデーションには欠かせない原料で、赤と黄を混ぜ、少し黒を加えることで肌色を作ります。

関連エントリー

化粧品成分の知識Top >  さ行の化粧品成分 >  酸化鉄