化粧品成分の知識

ウコンエキスは、ショウガ科の植物のウコンの根茎から得られるエキスです。エキスの精製方法によって肌に対する働きが変わります。

黄色から暗赤褐色の液体やかたまり、または粉末やペースト状で、特異なにおいがあります。アレルギーの報告があります。

ウコンに含まれる黄色の色素であるクルクミンには、消炎効果と、「ゼラチナーゼ」というエラスチンやコラーゲンを破壊する酵素の活性を抑制する働きがあるといわれています。他にツルメロン、ジヒドロツルメロン、ジンギベレン、シネオールなどの精油成分が含まれます。

また抗炎性、抗菌性、抗酸化性、保湿性を持ちます。化粧品成分としては肌荒れを防ぐ目的で配合されます。

また黄色の着色料として、アイシャドウ・メイクアップ化粧品に使われていますが、光で色があせやすいので注意が必要です。

ヒフに対する刺激成分も含まれているので、エキス精製するときに注意が必要です。